パソコン・ネットワーク設定屋の迷走記

これまでの仕事の内容・トラブル内容・経験からの小技、テクニック、注意点、効率化方法などを書いていければいいなと思ってます。少しでも誰かの役に立ったらいいな。

ブロードキャストストーム発生!!ネットワークがループした!!

どうも、元ダメSEです。

 

今回はとあるお客様にてネットワークのループが発生した時のお話しです。

 

どのように対応・切り分けしていったのか書いて行きたいと思います。

 

 

 

結論

どこに繋がっているのかわからないなら勝手にLANケーブルを挿すのはやめましょう。

 

経緯

事の発端はお客様からのこんな連絡からでした。

 

何もしていないのに、インターネットが繋がらなく

 なった。至急対応してほしい。

 

との事でした。

 

何もしていない。よく聞く言葉ですよね。。。

 

とはいえ、お客様は困っていますので、早速対応を実施。

 

迅速丁寧、早期解決がモットー です。

 

現地調査

現地に行ってみると、インターネットに繋がらないのはある一部屋だけで、他の部屋は

インターネットが繋がる状態でした。

 

とりあえず、繋がらないパソコンを確認しようと、いろいろネットワーク情報等の確認

を行っていると、別の部屋からもインターネットに繋がらなくなったとの声が。

 

何やらインターネットに接続できない状態が拡大して行っている様子。

 

もうこの時点で、どっかでループさせたなと思っていましたが、

とりあえず、原因を特定する為、はじめにインターネットに繋がらくなったという

部屋のフロアHUBを片っ端から確認する事にしました。

 

原因特定

探していると、ものすごい勢いで点滅しているHUBを発見しました。しかもそのHUBは

何もしていないのにインターネットに繋がらなく

 なった

と連絡をくれた人の手の届くところにあるHUBでした。

 

また、このHUBはループ検知機能付きのHUBであったため、一目瞭然でわかりました。

まー、光ること、光る事。

 

使っていたHUBはコレです。

 

ループ検知機能ってあんまり必要ないよなと思っていましたが、やっぱり必要ですね。

何かあってから気づく必要機能です。

 

今回はHUBから出たLANケーブルが一旦OAフロアの下に入り、HUBのすぐ近くに

出ているという、少し理解しがたい状態となっていました。

(なぜこの距離をわざわざ下に落とす?というくらいの距離でした。)

 その為、確かにパッと見るとHUBからLANケーブルが抜けたのかと思ってしまう

ような状況でした。

うーん、挿してしまう気持ちもわかる。。。

 

対応策

今後同様の事が起こらないように、LANケーブルに目印をつける事はもちろん、

【LANケーブルに目印シール】

使用していないHUBのポートも塞ぐ事にしました。

【HUBのポートを塞ぎます】

 この使っていないポートを塞ぐという対応は地味ながら効果絶大だと思っています。

物理的にLANケーブルが挿せないですからね。(当たり前

 

外されてLANケーブル挿されたらどうするの?と思う方もいるかもしれませんが、

そこまでやった作業を「何もやっていない」という人はいないと信じています。

(基本的に性善説派です。)

 

まとめ

ネットワークをループさせる事は頻繁にある事ではないですが、一度起きると影響範囲

が大きいので、使わないかもしれませんが、HUBはループ検知機能付きの商品をお勧め

します。中にはループになってもループ状態を起こさせないような機能を持ったHUBも

ありますが、原因の解決にはなりませんので、用途によって使い分けが必要になると

思います。

ループ防止機能付きHUB

 

 

個人的にはこういう調査は大好きです!!

 

少しでも誰かも役に立てればうれしいです。

 

以上、お疲れ様でした!!

プライバシーポリシー お問い合わせ