パソコン・ネットワーク設定屋の迷走記

これまでの仕事の内容・トラブル内容・経験からの小技、テクニック、注意点、効率化方法などを書いていければいいなと思ってます。少しでも誰かの役に立ったらいいな。

無線LANアクセスポイント導入!!

どうも、元ダメSEです。

 

今回は無線LAN環境を導入・構築した時のお話しです。

  

とあるお客様から業務でiPadを使用したいので、全館に無線LAN環境を構築したとの

依頼がありました。

 

そこのお客様の環境としては建物が3つあり(仮で1号館、2号館、3号館と記載

します。)、インターネット回線は1号館にあります。

 

増築を繰り返し、3号館まで増えた為、1号館から2号館へ有線LANケーブルが渡って

おり、2号館から3号館へ有線LANケーブルを渡らせる事によりネットワークを構築

してありました。

 

今回は全館に無線LAN環境を構築したいという事でしたのでサイトサーベイを行い、

機器の必要台数を洗い出しました。

 

※サイトサーベイとは、アクセスポイント設置前の電波状況の調査、及び

 アクセスポイント設置後の現在の電波状況の調査のことです。

 高額なツールもありますが、中古の無線LANルータが1台あれば、大体調査する事が

 できます。

 この作業をめんどくさがって、疎かにすると後で痛い目にあいますので、必ず実施

 するようにしています。 

 

 サイトサーベイをするときに注意する点は、電波の切れ目をなくすことです。

 複数台のアクセスポイントを設置するという事は、ローミング設定をすることに

 なると思いますが、電波の切れ目をなくすことにより、ネットワークが切断される

 ことなく接続するアクセスポイントを切り替えることができます。

 

今回使用した機器、構成は下記のとおりです。

【WAPS-1266R】

https://www.buffalo.jp/product/detail/waps-1266.html

  【使用製品】

   

f:id:Varioussettings:20190515212716p:plain

  この製品はバッファローのビジネス用の無線LANアクセスポイントになります。

  定価:19,800円(税抜)ですが、中小規模であれば、全然問題ない商品だと思い

  ます。僕もこれまで50台以上導入してきていますが、特に大きなトラブルに見舞わ

  れた事はありません。

  管理者機能も搭載されていますので、別売の

  「WLS-ADT(定価:19,800円(税抜))」を使用する事により、一元的に管理

  する事が可能になり、非常に便利です。

  また、Poeでの給電が可能であるので、LANケーブルの引き回しで対応する事が

  できる為、電源工事が不要であり、導入費用を抑えることができます。

 

  当然電源もあります。

  

 

  【GSS108EPP-100JPS

  https://www.jp.netgear.com/business/products/switches/click/GSS108EPP.aspx#tab-%E6%A6%82%E8%A6%81

  【使用製品】

f:id:Varioussettings:20190526223104p:plain

  僕は無線LANアクセスポイントを導入する時は、LANケーブルの引き回しで対応

  する事ができ、工事費用を抑えることができる為、PoeHUBを使用する事が多い

  です。(工事業者に頼まなくてもできることも多いです。)

  中でもNETGEARのPoeHUBを使う事が多いです。

  理由は価格が安いこともありますが、故障した経験があまりない為です。

  (きっちり5年で2台壊れた事はありましたが、それまではトラブル無でした。)

 

  予算が少なく安く導入しようとする場合は、バッファロー+NETGEARがお勧めの

  構成だと思います。

           

 

今回の導入内訳です。

1号館:AP 3台 PoeHUB 2台

2号館:AP 5台 PoeHUB 3台

3号館:AP 6台 PoeHUB 6台

 

今回は無線LANアクセスポイント:合計14台、PoeHUB:合計11台の導入になり

ました。

 

ウチの会社としてはまぁまぁな規模の導入になりました。

 

今回の導入では下記に注意して作業を実施しました。

1.事前に無線LANアクセルポイントに設定するIPアドレスが未使用かの確認を行う。

  (IPアドレスがバッティングしないか確認)

2.設定するIPアドレスDHCPの範囲内になっていないか確認を行う。

3.導入前に設置するアクセスポイントに名前を付け、IPアドレスSSID

  セキュリティ設定、接続キーの設定を行う。

4.HUBを設置する場所の電源の確認を行う。

5.既設LANケーブルの経路の確認を行う。

  (既設ネットワークに追加する場合、確実に確認する必要があります。)

6.最終的に無線LANアクセスポイントを設置する場所に問題がないか確認する。

  (最終的に電波の飛び具合を確認する)

7.etc...

 

実施した設定は、

1.設定一覧表を作成する。

2.アクセスポイント名をつける。

3.テプラシールでアクセスポイント名、導入年月を印刷して貼り付ける。

4.管理画面へのログイン・パスワードを初期設定から変更する。

5.アクセスポイントにIPアドレスを設定する。

6.全アクセスポイントへ同一SSID、同一キーを設定する。(ローミング設定)

7.ファームウェアを最新へアップデートする。

 

 今回の導入ではネタになるようなトラブルもなく導入できました。

と、思っていましたが。。。

 

きっと事前準備がしっかりしていたからだと思います。(どや顔)

 

以上、お疲れ様でした。

 

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